
キャッシュレス決済を導入するなら、必ず検討候補に入るのが「スクエア」と「エアペイ」。
どちらも個人事業主や小規模店舗にとって使いやすいサービスなのですが、手数料・対応ブランド・導入コスト・使いやすさには大きな違いがあります。
本記事では、実際に両方を利用してきたわたしが、
「あなたに本当に合うのはどちらか?」
をわかりやすく比較します。
読み終わる頃には、あなたのぴったりなキャッシュレス決済はどちらなのか、きっと見つかるはずです。
まずは結論をざっくりお伝えします。
| スクエアがおすすめ! | エアペイがおすすめ! |
| ・Androidでキャッシュレス決済を始めたい ・入金スピード重視 ・オンライン決済もしっかり使いたい ・POSレジも使いたい | ・カードリーダーを無料で使いたい ・多くの決済ブランドに対応したい ・手厚いサポートが欲しい |
この後、各項目ごとの詳しい比較を解説していきますね。
スクエアとエアペイ比較!初期費用・導入コストはどっちが安い?
スクエアはスマホだけであれば初期費用0円で導入できます。
一方、エアペイは決済端末自体は無料ですが、iPhoneまたはiPadが必須のため、これらを持っていない場合は別途端末の購入費用が必要になります。
近年はiOS端末の中古価格も値上がりしています。
例えばスクエア・エアペイに対応している、整備済みのiPhoneSE64GB(第2世代)でも1.5万~2万円程度。
決済専用にiPhoneを購入する場合、スクエアの専用端末スクエアターミナルを導入したほうが、レシートプリンターも内蔵されていて総合的にコストを抑えやすい場合もあります。
スクエアはAndroid・iPhoneの両方に対応していますが、スマホだけでタッチ決済ができる「Tap to Pay」に対応している機種は一部に限られます。
そのため、手持ちの端末が対応していない場合は、別途カードリーダー(4,980円)を購入する必要があります。
一方、エアペイは決済端末が無料で提供されるのは大きな魅力です。
すでにiPhoneやiPadを所有している方であれば追加費用なく始められますが、スマホ端末も用意する場合は合計の初期コストが高くなることも多いです。
ただ初期コストは抑えられますが、解約時には端末の返却が必要です。
端末が故障していたり、返却できないと端末費用の償却が必要になります。
「初期コストをできるだけ抑えたい」
「すぐにレシート発行も含めた一体型の運用をしたい」
という方には、スクエアのターミナルを選ぶほうがトータルコストは抑えられます。
スクエアとエアペイの決済手数料を比較
決済手数料は、キャッシュレス決済を選ぶ際に最も気になるポイントのひとつです。
特に個人事業主や小規模店舗では、手数料のわずかな差が年間で大きなコスト差につながります。
クレジットカード決済手数料はスクエアのほうが安いです。
QRコード決済をメインで考えているなら、エアペイがお勧めです!
具体的な比較は以下の通りです。
| 項目 | スクエア | エアペイ |
| 対面クレジットカード手数料 | ・2.5% ・1.8%+固定80円 プランを選択 | 3.24% |
| QR決済手数料 | 一律3.25% | Coin+ 0.99%(税抜き) 税込み 1.08% 他 2.95%(税抜き) 税込み 3.24% |
| 振込手数料 | 無料 | 無料 |
スクエアは、クレジットカードブランドすべて一律2.5%の決済手数料です。
エアペイは3.24%です。
キャンペーンによって安くなることもありますが、キャンペーンが終了していつの間にか思っていたより多く手数料を払っていた、ということになりかねません。
一時の支払いではなく、継続して支払う決済手数料は、キャンペーンではなく本来のパーセンテージを重視してください。
QR決済手数料に関しては、両社ほぼ同水準で、スクエアが3.25%、エアペイが実質3.24%とほとんど差はありません。
また、振込手数料はどちらも無料ですので、売上が振り込まれるたびに余計なコストが発生する心配はありません。
総合的に見ると、クレジットカード決済をメインに使う場合はスクエアのほうが手数料を抑えやすいです。
多くのQRコード決済に対応したい場合は手数料もほとんど変わらないので、エアペイがおすすめです。
スクエアの新手数料プラン1.8%+80円について、こちらの記事で詳しく紹介しています。
あなたにはどちらが合うのか、損益分岐点まで計算しているので、ぜひ申し込み前に目を通してくださいね。
スクエア公式サイト
スクエアとエアペイの対応ブランドや決済方法の違い
キャッシュレス決済を導入する際にもうひとつ大事なのが、どのブランド・決済方法に対応しているかです。
お客様によって利用したいカードや電子マネーは様々なので、幅広いブランドに対応できるかどうかが集客や利便性に直結します。
対応ブランドの多さではエアペイです。
ただし、スクエアも主要ブランドはしっかりカバーしているため、決済には十分対応できます。
それぞれの特徴をまとめると、以下の通りです。
スクエア
| クレジットカード | Visa,Master,JCB,Amex,Diners,Discover, |
| 電子マネー | 交通系電子マネーを含む12種 |
| QRコード決済 | PayPay,楽天ペイ,d払い,au PAY,メルペイ,WeChat Pay,Alipay+ |
QRコード決済の対応は少ないですが、主要なものには対応しています。
エアペイ
| クレジットカード | Visa,Master,JCB,Amex,Diners,Discover,Unionpay |
| 電子マネー | 交通系電子マネーを含む12種 |
| QRコード決済 | 約50種(変動アリ) |
77種のブランドに対応していて、国内ではもっと多くのキャッシュレス決済に対応しているのが、エアペイです。
「より多くのブランドで決済を受け付けたい」
なら対応ブランドが多いエアペイです。
ただ、QRコード決済の約9割はPayPayと楽天ペイです。
「主要なクレジットカードとQR決済が使えれば十分」
「できるだけシンプルな運用をしたい」
という方には、1つのアプリで完結するスクエアの手軽さが大きなメリットになります。
どちらを選ぶかは、あなたがクレジットカード、QRコード決済、どちらをメインで使っていきたいかによって変わってくるでしょう。
スクエア公式サイト
スクエアとエアペイの操作性・使いやすさの比較
決済端末を日常的に使ううえで、操作性の良さや手軽さはとても重要なポイントです。
いくら多機能でも、起動や接続に手間がかかると、会計自にストレスになります。
結論から言うと、どちらも操作は直感的に進められますが、端末の接続のしやすさはスクエアです。
スクエアは、アプリひとつで会計から決済まで完結できます
決済端末との接続もスムーズで、アプリを立ち上げるだけで自動的に端末が接続されるため、すぐに会計を始められます。

実際に私が使ったときも、スクエアはアプリを起動するだけで端末が即接続できるので、忙しいときもスムーズでした。
一方で、エアペイも使いやすさに定評があり、初めてでも迷わず操作できます。
ただ、スマホがスリープするたびに端末との接続が解除される点、Bluetooth接続に少し時間がかかる点は、ストレスに感じることがありました。
また、大きな違いとしては
スクエアは、POSレジ機能とキャッシュレス決済が一体になったサービスだということ。
レジ機能も含めて一つのアプリですべて完結しますし、逆に「キャッシュレス決済だけを単独で使う」という運用も可能です。
一方で、エアペイはキャッシュレス決済に特化したサービスなので、レジ機能を使う場合はエアレジという無料のアプリを組み合わせる必要があります。
この点も、「1つのアプリですべてを済ませたい」か「レジと決済を分けて使いたい」かで選ぶ基準が変わるでしょう。
「シンプルでストレスのない運用を重視したい」「最小限の手間で決済を導入したい」という方には、スクエアの一体型設計が特におすすめです。
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スクエアとエアペイの入金サイクルの違い
売上代金がいつ入金されるかは、資金繰りに大きく影響する重要なポイントです。
とくに開業直後は現金の回転スピードが経営の安心感に直結するため、入金サイクルをしっかり確認しておく必要があります。
入金サイクルを重視するなら、スクエア一択です。
それぞれのサービスの入金スケジュールは以下の通りです。
| 項目 | 入金サイクル | 対応銀行 |
| スクエア | 最短翌営業日 | 国内すべての銀行・信用金庫・ネットバンクに対応 |
| エアペイ | 月3~6回 | ゆうちょ銀行を除く全ての銀行に対応 |
スクエアは、最短で翌営業日に売上が振り込まれるのが最大の特長です。
しかも振込手数料は無料なので、小規模事業者にとってスピーディかつ無駄なコストがかかりません。
振込先も非常に幅広く、都市銀行・地方銀行・信用金庫・ネット銀行を含む国内すべての金融機関に対応しています。
エアペイは月に3回もしくは6回のエアペイ独自の入金スケジュールで入金されます。
またゆうちょ銀行は入金口座に指定できないため、普段ゆうちょを使っている場合は注意が必要です。
日々の売上をできるだけ早く現金化したい場合や、資金繰りに余裕を持ちたい方には、スクエアの翌営業日入金は大きな安心材料になるでしょう。
なお、エアペイQR(PayPayなどQR決済)を利用する場合は、入金サイクルがカード決済と異なります。
詳しいスケジュールや注意点はこちらの記事で解説しています。
スクエア公式サイト
スクエアなら書類なしで申し込みできる!導入の流れ
スクエアの導入手順はとても簡単。
スクエア公式サイトから無料アカウントを作成して、そのままキャッシュレス決済の申し込みをするだけです。
必要なのはメールアドレスと銀行口座だけ。
口座はいつでも変更できるので、安心してくださいね
- スクエア公式サイトからメールアドレス、パスワードを登録
- 事業内容の簡単なアンケートに答えてアカウントを作成
- 入金用の銀行口座を登録
審査は最短当日で完了します。
今すぐ申し込みできますね。

申し込みと同名義の銀行口座が身分証明になります。
あなたが提出した事業内容だけでスクエアが調査するので、あなたの手間は最小限!
スクエアの審査に必要なものと期間はこちらの記事でご紹介。
スクエアとエアペイ、あなたに合うのはどちら?
ここまでスクエアとエアペイの違いを詳しく比較してきましたが、最後に条件別のおすすめをもう一度整理します。
| 条件 | おすすめサービス |
| Androidスマホだけで決済したい | スクエア |
| iPhone/iPadをすでに所有している | スクエア/エアペイ |
| とにかくブランド数を重視したい | エアペイ |
| 手数料をできるだけ安く抑えたい | スクエア |
| 最短で翌日入金したい | スクエア |
「とにかく早く、手軽に、資金繰りもラクにしたい」という方には、スクエアがベストな選択です。
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